社会構造の変化に伴い、キャリアについての概念もどんどん変化しています。
この変化は、これまでの主流であった終身雇用を中心とした伝統的キャリア・組織的キャリアが既に崩壊していることが根底にあります。
伝統的キャリア・組織キャリアというのは端的に言えば、
”1つの組織の中でいかに昇進するか”
という考え方に基づいています。
しかし、企業側がアウトソーシングや契約社員・パートタイムを導入し雇用形態を変化してきたように、
個人の中でも新たなキャリア教育を学び、主体性や独自性が高まり、1つの組織に縛られることなく幅広い視野でキャリアデザインするようになりました。

その1つの考え方がダグラス・T・ホールが提唱した、プロティアン・キャリア(Protean Career)です。
プロティアンキャリアは、その言葉通り、変幻自在(Protean)なキャリアのことで、組織ではなく個人が自身のキャリアをマネジメントするという考え方です。
他者評価よりも個人の内的評価、心理的成功を目標としています。
心理的成功には以下の①と②が必要。
①アイデンティティ:自己理解+自己概念の統合
(自身の興味、価値観、能力などに対する自己理解の程度)+(過去と現在と未来の自己概念の統合の度合)
②アダプタビリティ:適応コンピテンス×適応モチベーション
適応コンピテンス(1.反応学習、2.アイデンティティの探索、3.統合力)×4.適応モチベーション
の4つの掛け算。
いずれか1つがゼロであれば結果はゼロになる。
※反応学習:環境を分析し、それに応じて行動を変え、環境に適応していく学習

protean


プロティアンキャリアについて勉強し直してみて、ライフナビプロジェクトのコンテンツとかなり整合していることを改めて実感しました。
適応コンピテンスの部分に関してはある程度の継続学習が必要だと思いますが、アイデンティティ形成に必要な自己理解と過去・現在・未来の自己概念の統合は、正にライフナビの狙いのど真ん中。

このようにキャリアの概念を学ぶのも、全ては1人1人がMy bestな人生を送ってもらいたいから。
そのためにもキャリアについてももっともっと学習し、より良い学習プログラムが提供できるように努めていきたいと思います。