先日、Map of the Worldの説明の際に、
外部からの刺激・情報を受け取って判断・解釈するその人らしい反応パターンを
まとめた、メタプログラムというものが存在するということについて触れました。
今日は、このメタプログラムについて、より詳細に説明します。

五感を通して得た情報から組み立てられたメタプログラムは、
生まれてからずっと変化しないものではなく、
その人が積み重ねていく経験・認知・環境・人間関係などによって
変化する、いわゆる”可変”的なものです。
メタという意味は、「超越・上位」といった意味で、
人間の思考・感情・行動を規定する影響力を持った、
「上位のプログラム」であるという意味を持っています。
つまり、このプログラムによって、思考や感情、行動が無意識のうちに決まってしまうということです。

「メタプログラムの要因・要素」は、大きくまとめると、
価値観、ルール、アイデンティティとMichael Bolducは言っていましたが、
細かく言うと以下の要素があるようです。

1: 価値基準(価値の優先度)
 家族、金銭、仕事、友情、誠実等、何に価値(Value)を感じるか
2: 目的への方向性
 目的達成意欲の高い人には、その人の人格や行動を肯定する言葉が効果的で、
 目的から逃げる人には、損失や罰則、大きな報酬を掲示する方が効果的である。
3: 人生への基本姿勢
 楽観主義:失敗や挫折があっても楽しみを見つけて乗り切っていけると感じる
 悲観主義:失敗や挫折に対し、全てが台無しになってしまうと感じる
 完全主義:完璧か無かの二分法思考。失敗した際に投げやりになりがち
 虚無主義:全ての事柄は無意味であると感じ、現実に苦しみ続ける
 刹那主義:今さえ楽しければ良いという考え方
 計画主義:慎重で手堅い人生。刺激のない日常に疲弊してしまうことも
4: タスクの取り組み方
 シングルタスクかマルチタスク(同時に複数のタスクをこなす)
5: チャンクサイズ(情報の塊のサイズ)
 俯瞰的に全体を把握して要点を掴みながら説明するタイプか、
 細部に渡って分析しながら、大枠の理論を構成し説明するタイプか。
6: 確信のストラテジー
 見る・読む・聞く・経験というどのチャネルを最も信用して情報の確信を深めるか
7: 意思決定のストラテジー
 感覚・直感:理屈で考えず、印象や直感により決定しようとする
 感情・物語性:深い感動した物語などにより物事を決定しようとする
 理性・論理:客観的に分析し、論理的思考により結果を導きたがる
8: モチベーション
 必然性重視:やらなければならないことを優先してやるという動機づけ
 報酬・利益重視:報酬や利益になることだけをやりたいという動機づけ
 可能性の重視:自分の理想・目的に近づける可能性が高まるからという動機づけ
 損失・罰重視:損失や罰を与えられる恐れがあるからやるという動機づけ
9: 規範意識
 自分のルールや常識を他者にも強制しようとする
 相手の提示するルールや要求に従い、自分を後回しにする
 法律や社会通念としての倫理・マナーには従うがそれ以外には従わない
 他者のルールにも社会の法律にも従わないアウトロー

この他にも色々な要素があると考えられており、これだけでも十人十色、
人によってそれぞれ違ったプログラミングを脳内で行っていることが分かるかと思います。

メタプログラムは、同じ失敗を繰り返してしまう方に対して、修正すべきプログラムを突き止め、プログラムを書き換えることでブレイクスルーへと繋げたり、また個々人の価値観やパターンに合わせた適切な行動計画を立てたり等、様々なアプローチの要素として活用することができます。

metaprogramu